こんにちは、カプたろです。
米国株で配当金戦略を考えている方は、配当金に対してどのように税金がかかってくるか理解していますか?
カプたろ
日本株の場合は、配当金に対して20.315%の税金がかかるだけなので計算が簡単です。
一方、米国株の場合は現地課税10%と、国内課税20.315%がかかります。
配当金が外貨なので、国内課税分には為替レートが関わってきて計算が少しややこしくなります。
とはいっても特定口座の場合は、配当金の支払い通知書に税引き後の受取金額が記載されているので安心してください。
しかし、米国株投資家として配当金にかかる税金は、しっかり理解しておきたいところです。
今回は為替レートの説明と、米国株の配当金に対する税金の取り扱いをまとめました。
米国株で配当金戦略を立てている方は、一緒に勉強しましょう。
・為替レートについて学びたい人
・TTS、TTB、TTMを理解したい人
・米国株の配当金に対する税金について学びたい人
為替レートとは?TTS、TTB、TTMの違い

為替レートとは、ある通貨を別の通貨に交換する際の交換比率のことです。
円を外貨に交換する為替レートをTTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)、外貨を円に交換する為替レートをTTB(Telegraphic Transfer Buying Rate)といいます。
いきなりTTSとかTTBとか言われても区別がつかないですよね。
分かりやすく説明します。
私たちが円を外貨に換えるときは、銀行の立場からすると外貨を売る(Selling)ことになるのでTTSを使います。

逆に外貨を円に換えるときは、銀行は外貨を買う(Buying)のでTTBとなります。

そして、仲値(基準レート)をTTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)と呼びます。
TTMは、TTSとTTBの平均の値になります。
TTS:円を外貨に換えるときの為替レート
TTB:外貨を円に換えるときの為替レート
TTM:TTSとTTBの中間値で、基準レート
米国株の配当金に対する税金の取り扱い

次は米国株の配当金に対する税金の取り扱いをみていきましょう。
配当金に対して、現地での租税条約により定められた源泉徴収税率と、日本での源泉徴収税を差し引いた金額が外貨で入金されます。
米国株配当金の場合は現地課税10%と、国内課税20.315%が差し引かれることになります。
現地課税は外貨ベースで行われますが、国内での課税は円貨換算で行われます。
途中で円貨換算が入るので、なんともややこしいことになっております。
流れをまとめます。


①配当金はドルベースで計算(A)
②配当金Aに対して、現地課税10%が差し引かれる(B)
③現地課税後Bを円に換算する(C)
④Cに対して、国内課税315%を計算(D)
⑤国内課税額Dをドルに換算(E)
⑥BからEを引く
⑦配当金はドルで入金
税金の計算途中でセント未満、円未満の端数が出た場合はすべて切り捨てで計算されます。
ちなみにNISA口座の場合は、現地課税の10%だけで国内課税はありません。
実際に配当金を計算してみよう

先ほどの番号に沿って、配当金を計算してみましょう。
SBI証券の配当金計算例を参考にしました。
米国企業A社を100株保有し、1株当りの配当金が0.20米ドルの場合
0.20ドル×100株=20.00ドル

20.00ドル×10%=2.00ドル
20.00ドル-2.00ドル=18.00ドル

申告レート(現地保管機関等の入金確認日のTTB) 120円 とします。
18.00ドル×120円(TTB)=2,160円

2,160円×15.315%=330円(所得税・復興特別所得税15.315%)
2,160円×5%=108円(住民税5%)
端数は切り捨てになります。

為替レート(証券会社が入金を確認した日のTTM) 120.20円 とします。
330円÷120.20円(TTM)=2.74ドル
108円÷120.20円(TTM)=0.89ドル
端数は切り捨てになります。

18.00ドル-2.74ドル-0.89ドル=14.37ドル
税引き前20.00ドルあった配当金は、14.37ドルとなって口座に入金されます。

まとめ

為替レートと、米国株の配当金にかかる税金の取り扱いについて解説しました。
ポイントをまとめます。
・為替レートとは、ある通貨を別の通貨に交換する際の交換比率
・TTSは円を外貨に換えるときの為替レート
・TTBは外貨を円に換えるときの為替レート
・TTMはTTSとTTBの中間値で、基準レート
・米国株の配当金は現地課税10%と、国内課税20.315%がかかる
米国株を購入する際に避けては通れない為替リスク。
配当金にかかる税金については、為替レートも関わってくることを理解しておきましょう。
カプたろ
